3)高圧洗浄

 

外壁の汚れは、雨染みや、排気ガスの油分が付着して汚れがついたもの、ガラス周りに打設したシリコンに付着した汚れが流れてシリコン粒子含まれているもの、カビ・藻の類など、さまざまです。

 

 

 

①外壁の汚れについて

外壁の汚れを分解するには、界面活性剤の働き(石鹸のシャボン玉のようなもの)によります。この洗浄液が各社それぞれ特徴があります。昔からある有名なものには木部のあく抜きに使われるものとして、苛性ソーダであく抜きして、シュウ酸で中性化するというものがあります。 要はアルカリ性のものと酸性ののものを組み合わせて使うものです。しかし、環境の問題や、扱いの問題で、最近は洗浄液も弱アルカリ・弱酸性になってきております。それでも、一般的には保護めがね、保護手袋は必須です。

 

洗浄液の中には、汚れがきれいに取れるもので環境にやさしいもの(流れた洗浄水が植物にふれても害をなさないもの)もあります。

 

②カビ・藻がついている外壁 

 下地がタイルに限らず、ツルツルしているものであると、簡単にこすり落とすことができます。凹凸のある下地だとなかなか落ちません。特に凹部のカビ藻は落としにくいですね~ この場合、一般の人がするときは、次亜塩素酸ソーダを希釈したものをスプレーして数分放置して後、水で洗い流すと落ちることが多いです。ちなみに、次亜塩素酸ソーダは、薬局でも売っていますが、商品としては「カビキラー」などの名前で売られています。プロは同様の効果があるものを使用します。

 

蛇足ながら、カビ藻が生きて残っていると、塗料の下塗り材を養分として、表面に出てくることもあります。逆に言えば、きちんと殺しておけば、若干残っていても表面に出ることはありません。下塗りを塗る前に、カビを殺す塗材を塗るのも一つの方法としてあります。そして、外部からカビ藻が付着してもカビ藻が発生しないように、防カビ防藻の製品を使います。ただし、効力は100%ではありません。何万種類もあるカビ藻のうち、一般的に通用するものが配合されているのですが、地域特性で効力がないこともあります。(もともと、山であったところを切り開いたところだとカビ藻が発生しやすい地域もかもしれません。)

 

塗装前には、カビ藻をしっかり洗浄して処理することが重要です。

 

 

 

③屋根洗浄について

 屋根には、カビ・藻が付着していることがよくあります。塗り替える前によく落とさなければいけません。カビ・藻が残っているまま塗装すると、塗膜が剥離する原因となります。トルネード式の洗浄ノズルを使用すると、洗浄力のある直射高圧水が回転しながら噴出するので、洗浄効率が大幅にアップします。

 

また、施工には安全性も考慮します。飛散防止のため、足場は建物周囲にかけ、軒より1m程度上に上げてメッシュシートをかけます。屋根から滑ったときに、足場から飛び出さないように転び止めの手摺も設けます。場合によっては、棟に親綱をはり、安全帯を使用します。4寸勾配以上の屋根には、屋根足場が必要となります。

 

 

一流の条件(建設マスター吉成健一のインタビュー記事)
一流の条件(建設マスター吉成健一のインタビュー記事)

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